千里経営サポート事業協同組合

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お問い合わせ事例

2021.05.14

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【外国人雇用】「技能実習」と「特定技能」の違い。 どっちがいいの?

外国人を雇用したい!どうすればいいの?
千里経営サポート事業協同組合では、外国人の雇用として、「技能実習」と「特定技能」をご案内しています。
とはいえ、「何が違うの?」「どっちがいいの?」等、疑問は絶えません。
まずは、両制度の特徴を比較しながら、なるべく簡単に説明します。

「技能実習」と「特定技能」の違い

外国人を雇用する方法は、いくつかあります。
その中でも、「技能実習」と「特定技能」という制度が、最近よく聞く方法かと思います。

両者は、そもそも制度の目的が違います。
 〇 「技能実習」は、技術移転での国際貢献の為の制度
 〇 「特定技能」は、日本の人手不足解消

とはいえ、両者とも、日本で就労することに関しては違いはありません。

では、それぞれの制度のメリット/デメリットを見て行きましょう!

「技能実習」のメリット

・技能実習は転職できない

技能実習は、あくまで「技能を習得するため」に、外国人に日本在留を許可します。

したがって、「技能を教えることのできる事業者のところで、技能を習得する」必要があり、自由に就業場所を変えることはできません。

「転職」という概念そのものが、ありません。

・対象職種が多い

両制度とも、何の仕事でも呼べるわけではありません。

「技能実習」では、85職種156作業(2021年5月14日現在)での受け入れが可能です。

対して、「特定技能」は、14種類の業種(産業分野)での受け入れが可能です。

技能実習・特定技能の両制度ともに受け入れ可能な職種もあれば、どちらか一方にしかない職種もあります。現時点では、職種は技能実習の方が多いのが現状です。

どちらとも、今後、職種は増えていく方向ですので、いま受け入れることができない職種であっても、今後受け入れることができるようになることもあります。

・候補者が安定している

「技能実習」は、昭和57年に「外国人研修生」という前身の制度から始まり、制度としては改正をくり返しておりますが、歴史・実績の観点からも、候補者に安心してもらえる制度となっています。

また、「特定技能」では、現地から外国人を呼ぼうと思うと、「それぞれの職種の試験に合格し、日本語能力N4以上」をクリアするか、「技能実習を修了している」必要があります。

それに対し、「技能実習」は、特に試験等は無く(介護のみ、日本語能力N4以上が必須条件)、候補者にとってハードルが低い面があり、候補者は安定します。

・在留期間を長くとれる  特定技能への移行もできる

「特定技能」の許可条件として、「技能実習修了者である」という条件があります。

ですので、「技能実習」の期間 + 「特定技能」の期間 両方の期間日本にいてもらう事ができます。
※ 技能実習・特定技能双方に、対象職種がある場合に限ります。

技能実習で、最大5年 + 特定技能(1号)で、5年 = 10年 受け入れ可能です。

「特定技能」のメリット

・技能実習にない職種がある

技能実習に対象職種がなく、特定技能の業種に合う場合(「宿泊業」「外食業」「造船・舶用工業」)は、迷いなく「特定技能」を選びましょう。

労働力不足がうたわれている分野での受け入れを前提に考えられていますので、次の「採用できる人数枠が大きい」という部分も大きな魅力になるでしょう。

・採用できる人数枠が大きい

「技能実習」は、常勤職員数に応じた人数枠があり、受け入れ人数については上限があります。

それに対し、「特定技能」は、基本的に人数枠はありません。日本全体のその職種での受け入れ上限は決められています。
※特定の分野に関しては、上限が設けられています。

・介護では、人員配置基準にすぐに算入できる

介護の世界では、「技能実習」や「EPA」での受け入れは進んできています。その2制度については、入職後6ヶ月が経たないと、人員配置基準に参入することができません。

それに対し、「特定技能」は、入職後すぐに人員配置基準に算入できます。

また、新設から3年未満の施設でも受け入れることができます。

こういった点は、「技能実習」より、導入のハードルが低くなっています。

まとめ

「技能実習」「特定技能」ともに、メリット・デメリット があります。

「技能実習」にしか該当しない場合は、「技能実習」一択!
「特定技能」にしか該当しない場合は、「特定技能」一択!

ですが、そうでなければ、現時点では、「技能実習」の方が、メリットは大きいかな・・・と考えますが、ケースバイケースなところがありますので、特に職種に応じて、メリット・デメリットは変わってくるでしょう。

それぞれの、職種・業種でご検討いただければと思います。

細かく言うと、違いは、もっとたくさんあるのですが、あまり書きすぎても、分からなくなるので、今回はこのへんで。

千里組合は、「技能実習」での受入経験を、「特定技能」にも活かし、受入事業者・実習生(特定技能生)双方に満足してもらえる運営をめざしています。